シーズン1 (2016)
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エピソード 38
二頭の虎
タイガーマスクが姿を消してから40数年後。虎の穴は密かに復活していた。GWMというアメリカの巨大団体を隠れ蓑に、プロレス界の独占を目指していた。その魔手は日本にも及び、一人のレスラーが引退に追い込まれた。そのかたきを討つために、二人の若者が過酷な運命に身を投じた。
東ナオトは、高岡拳太郎の元で特訓を積み、新たなタイガーマスクとなる。藤井タクマは、自ら虎の穴に身を投じ、新たにタイガーザダークとなる。ここに二頭の虎が生まれた。GWMの日本公演。タイガーマスクは試合に乱入し、タイガーザダークと邂逅する。ナオトとタクマが、互いにその正体を知らぬままに。
もっと読む虎の遺産
ナオトは高岡拳太郎と共に富士の裾野にある秘密訓練場に向かう。そこは初代のタイガーマスク・伊達直人が使っていた場所だった。
三年前、『ジパングプロレス』のエース藤井大助が虎の穴のレスラー・イエローデビルによって引退に追い込まれ、団体は潰されてしまった。『ジパングプロレス』の練習生だったナオトは行き場を失うが、高岡に導かれ、ここで伊達直人の遺産を受け取り、新たなタイガーマスクとなったのだ。
タクマは父親である藤井大助がリハビリを続ける療養所を訪れていたが、声はかけられなかった。自分が今、虎の穴のレスラー・タイガー・ザ・ダークだからだ。
タイガーマスクを倒すべく、赤き死の仮面・レッドデスマスクが来日する。流血のような赤き姿で。
もっと読む赤き死の仮面
謎のマスクマン、レッドデスマスクと若松龍の前哨戦が始まる。若松はエルボーなどの打撃で攻めるが、レッドデスマスクには全く効かない。逆にレッドデスマスクの得意技、レッドデスクロ―が決まると若松は流血、さらにそのまま鉄柱に打ち付けられ、気絶してしまう。試合後、ナオトはレッドデスマスクとの決戦に向け、クロ―を潰す策を練る。
そしてついにタイガーマスクとレッドデスマスクの試合を迎えた。レッドデスマスクはゴングが鳴る前に試合会場の照明を落とし、いきなり乱入してタイガーを袋叩きにする。突然の反則に意表を突かれたタイガーは劣勢に立つ。ゴングが鳴っても劣勢は変わらず、レッドデスクロ―で流血するタイガーだが、アームバーでレッドデスマスクの右腕を使えなくした。しかしレッドデスマスクは左手でレッドデスクロ―をしてきた。さらにそのままリングに叩きつける必殺技、レッドデスドロップが炸裂! 窮地に立つタイガーだが、起死回生のローリングソバットからタイガードライバー98で勝利するのだった。
もっと読む激闘!ビッグフット戦!
覆面ワールドトーナメントは大成功に終わったが、GWM所属選手のみの興業では空席も目立ち、GWMによる日本マーケット独占は失敗に終わった。更なる手を考えたミスXは、タイガーマスクのシングルマッチをメインイベントにし、観客動員を増やそうと画策。その対戦相手はマスクマン“ビッグフット”。身長2メートル20センチを超える巨体で、試合では毎回5分以内に相手をKOする程の大型パワーファイターだ。
もっと読む甘ったれんじゃねえ!
新日本プロレスの巡業に参戦することになったタイガーマスク。春奈と共に地方の会場に到着すると、 そこに真壁刀義が現れる。「お前ら、甘いモノは好きだよな!」巡業先で地元のスイーツを食べまくるのを楽しみにしている真壁は、強引にタイガー・春奈・本間を連れ出し、町のスイーツ店巡りに向かう。だが、どの店もなぜか品切れ状態。一体何が起こっているのか!?
もっと読む誕生!スプリングタイガー
キャンディペアのミント&ミルクはGWMのビッグマッチに再び参戦する。対戦相手はGWMワールドディーバタッグチャンピオンのクイーン&ペイン。前回、奮闘むなしく負けた二人だったが、今回はベルトを奪うつもりだ。だが試合直前、ミルクが急病で倒れてしまった。折角のチャンスを棒に振り、失意のミント。二人に誘われて観戦に来た春菜、ミントのタッグパートナーに名乗り出た。了承するミスX、不敵な笑みを浮かべて。
もっと読むふくわらマスクの野望!
地方の寂れた商店街を元気づけようと、ふくわらマスクはプロレスの自主興行を開催することに。宣伝のポスターには、出場予定のレスラーとしてタイガーマスクや永田選手、スプリングタイガーの姿も。だが、なんと正式な出場オファーはまだだった。寝耳に水のタイガーはビックリ。勝手に名前を使われた春奈や永田は激怒。さらに試合当日もトラブルが連発。果たしてふくわらマスクの自主興行は成功するのか!?
もっと読む再びの猛虎激突!
世界最大級のスペシャルリングで行われている究極のトーナメント、ウォーゲームでは熱いバトルが展開中。そんな中、タイガー・ザ・ダークとイエローデビルの戦いが始まり、焦るタイガーマスクだが、勝利したタイガー・ザ・ダークがイエローデビルのマスクを剥がすと、その正体は三笠海王であった。一方、トップを切って一足先に上のステージへと上がっていくザ・サード。それを追うタイガーマスク、ふくわらマスク、タイガー・ザ・ダーク、棚橋やオカダ、内藤たち新日本プロレス勢。そしてついに、最上段の一歩手前、四段目のリングでは内藤VSザ・サード、タイガーマスクVSタイガーザダークの戦いが始まった。果たして最上段に上がるのは誰なのか!?
もっと読む死闘!キングタイガー戦
ザ・サードとの試合が組まれず、戦いのモチベーションが下がったままのタイガーマスク。そんな中、ルリコに悩みを打ち明けられる。ルリコもまた仕事へのモチベーションが下がっていた。「なぜ戦うのか?」そんなルリコの問いに自らも同じ質問を問いかけるタイガーマスク。かつて生きる力をもらった藤井大助のような試合がしたい……。今はそれが答えだった。そしてキングタイガーとの戦いのゴングが鳴る。
もっと読む仮面タイガー スプリンガー
GWMを退職したミスXは、新たに女子プロレス団体を旗揚げした。エースは春奈こと虎のマスクウーマン、スプリンガー。高岡には内緒でレスラーとなった。だが、旗揚げ戦で春奈はおしりを賭けての試合となってしまう。負けたらマスクではなくおしりを剥がれるのだ。強豪相手に春奈はおしりを守れるのか?
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